医療秘書技能検定の2級の試験内容や難易度について解説します!

医療秘書技能検定は、1級~3級まであり、2級と3級は難易度が易しく挑戦しやすいことから受験者の大半を学生で占めています。
2級以上を目指したい場合は、2級か3級のいずれかに合格する必要があるので、上級を目指す方は2級をしっかりと合格しておく必要があります。
また、資格を所有していると就職で優遇されることもあるので、医療秘書を目指す方は是非取得しましょう。
医療秘書技能試験の2級は、もっと上級を目指したいという方や、有利に就職活動を進めたい方におすすめです。

試験内容

1.医療秘書実務

医療機関に訪れる患者は様々な年齢や境遇にあります。
それを理解し、患者への接し方や身だしなみ、話し方などが問われる科目です。
その他にも、電話対応や来客対応、患者の属性に合わせたコミュニケーションの方法など医療機関に留まらず、どのような業界であっても役に立つビジネスマナーがメインの内容になっています。

2.医療機関の組織・運営、医療関連法規

医療機関の存在意義や社会的な役割と各種保険制度の理解や医療事務としての知識を有するかを問われる科目です。
具体的には、保険診療のしくみやその請求方法、医療法による医療施設の管理や施設などの基準について問題が出されます

3.医学的基礎知識、医療関連知識

医師が誤って診療報酬請求書類に診察内容や処方した薬の内容を記入してしまうこともあります。
それらに気付き原因を追究することもあるため、人体の器官や臓器への知識と一般的な疾病の症状やその原因と治療法についての知識を備え、病名に対する保険点数が妥当かどうかを確認することができるかを問われる科目です。

4.医療事務

社会保険や公費負担などの基礎的な医療事務としての知識を問われる科目です。
その他にも実際に診療報酬請求書類の作成する、複雑な点数加算の計算問題が出るなど主に窓口会計業務に関する内容となります。

以上でご紹介した1~4はすべて100点満点で配転されています。
4科目で400点満点のうち、180点以上を得点することと、1~4のすべての科目が得点率60%以上をとることで合格となります。
2級の試験内容は3級で学習する基礎的な知識をしっかりと応用することができるかが測られる試験です。
難易度が上がる分、医療秘書として求められるスキルを身に付けることができるのでしっかりと対策して合格を目指しましょう。

難易度

医療秘書技能検定2級の合格率は55%~60%と3級と比較すると低いです。
2級の試験内容も基礎的な知識を問う問題が中心ですが、3級の試験内容に加えて医療機関の組織や医学知識についての複雑な内容も理解できることが求められるので、難易度が高くなります。
2級は比較的に合格しやすい試験でもあることから受験層は大学生や、社会人などの若年層が多い試験です。

勉強方法

勉強方法としては、独学や通信講座の受講が挙げられます。
医療秘書検定専用のテキストを市販で購入することもでき、テキスト、問題集ともに級ごとに出版されているのである程度医療秘書試験の学習経験があり、自己学習できる方は市販のテキストでの勉強をおすすめします。
また、過去問題集も医療秘書教育全国協議会から公式に出版されており、級ごとに購入することができるので、独学でもしっかりと対策できます。
2級は3級と比較すると難易度は高いですが、継続的に独学で勉強すれば短期間で合格を目指すことができる試験内容です。
ある程度自己学習を出来る方は独学を検討するのも良いのではないでしょうか。
もう一つの勉強方法としては通信講座の受講が挙げられます。
自分でスケジュールを立てて継続的に勉強することが苦手な方は通信講座の受講がおすすめです。
通信講座では、分からないことを質問出来たり、学習進捗を管理してくれたりなどの学習サポートを受けながら学習を進めることができます。
どのテキストを購入すれば良いかなど迷う必要もないので、スムーズに勉強をスタートすることができます。受講費用も約3万円ほどで受講することができるので経済的にもあまり負担は大きくないかと思います。
学習計画を立て、効率的に合格を目指したい方は通信講座の受講をおすすめします。

まとめ

ここまで医療秘書技能試験2級について解説してきました。
医療秘書としての基礎知識に加えて応用問題も出題されるので3級より難易度は上がりますが、
医療秘書としてキャリアアップしたい方は是非自分に合った勉強方法で合格に挑戦してください。

以下では準1級について解説しています。是非参考にしてください。

医療秘書技能検定におすすめの通信講座の解説は以下の通りです。

タイトルとURLをコピーしました