医事コンピューター技能試験について試験内容や難易度など解説します。

この記事では、医事コンピューター技能試験について、試験内容はもちろん、難易度や合格率など、試験について詳しく解説します。

医事コンピューター技能試験とは?

医事コンピューター技能試験は、医療事務の現場で必要なコンピューターの基礎知識やレセプトを正しく作成することができるかを測る試験です。
医療現場のIT化も進み、レセプトのオンライン請求が求められる時代の中、
医療事務職として働く方のコンピュータースキルは必須になっています。
レセプト作成は、医療事務の基本ともなるので、コンピュータースキルに自信がない方は是非取得して自身につなげましょう。

受験資格

受験資格はないので、誰でも受験することができます。

試験内容

医事コンピューター技能試験は3級、2級、準1級と分かれており、
それぞれ実技試験のみで行われます。

領域Ⅰ 医療事務

領域Ⅱ コンピューター関連知識

領域Ⅲ 実技(オペレーション)

試験時間は、領域Ⅰ、Ⅱは30分、領域Ⅲは60分で行われます。
級ごとに難易度は異なりますが、カルテをもとに、正確にかつ迅速にレセプト作成をできるかを測られます。

難易度

医事コンピューター技能試験の各級の合格率は以下の通りです。

3級:約70%

2級:約60%

準1級:約55%

上記を見ると医事コンピューター技能試験は全体的に合格しやすい試験であると言えます。
合格基準も、領域Ⅰ・Ⅱ・Ⅲのすべて60%以上得点出来れば合格できるので、医療事務の資格試験の中でも難易度が低く取得しやすい資格です。
ただ、すべての領域で60%を得点する必要があるので、合格するには満遍なく勉強する必要があります。

勉強方法

医事コンピューター技能試験は、市販のテキストが出版されているので、
独学で対策することができます。
また領域Ⅰ:医療事務、領域Ⅱ:コンピューター関連知識、領域Ⅲ:実技(オペレーション)のすべての領域に対応したテキストがそれぞれ出版されているので、しっかりと対策することができます。
また、級ごとに過去問題集も出版されているので学習の集大成として取り組むと試験対策としても良いでしょう。
勉強方法は独学の他にも通信講座を受講することもできます。
通信講座は、独学と比べると費用がかかりますが、講師へ分からないことを質問することもできるので、コンピューターの操作が苦手な方でも安心して受講することができます。
また、学習スケジュールも管理してくれるので、効率良く短期的に合格を目指したい方は通信講座を受講することをおすすめします。

取得のメリットと需要

コンピューターを用いてのレセプト作成が一般的になっているので、就職時に有利になります。
医療事務として働く際にコンピューターの資格は必須ではありませんが、履歴書にも書くことができるので、自身の強みとしてアピールできます。
今後、医療機関もDX化(デジタルトランスフォーメーション)し、コンピューター中心の業務が増えていく中で、コンピューターのスキルを測る医事コンピューター技能試験の需要は高いと言えます。

まとめ

ここまで医事コンピューター技能試験の概要や取得のメリットについて解説してきました。
IT化が進む中で医事コンピューター技能試験の需要は高く試験の難易度も高くないことから誰もが取得できる資格です。
これから医療事務職に就くことを考えている方コンピュータースキルに不安がある方におすすめの資格です。

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