医療事務検定の試験内容や、難易度、合格率について解説します!

この記事では、医療事務検定について試験内容や難易度、勉強方法など試験についてすべて解説します。

医療事務検定とは?

医療事務検定は、医療事務関連の試験の中でも合格率が高く、初学者の方でも短時間の勉強時間で合格を目指すことができる試験です。
主に電話対応や受付、会計業務、カルテの整理などを行います。
また、受験資格もないので誰でも受験することができ、これから医療事務を目指す学生や初学者の方におすすめの検定です。

試験内容

試験は、学科試験と実技試験があります。

学科試験

  • 医療保険制度の概要
  • 高齢者医療制度
  • 公費負担医療制度(生活保護)
  • 保険医療機関の受付事務と請求事務
  • 保険診療に関連する法規
  • 診療報酬点数表〔医科〕より、点数算定の基礎について

出題範囲は上記の通りで、正誤問題が20問、記述式問題が5問の合計2題出題されます。
受付業務や関連法規、医療制度を中心に出題されます。

実技試験

  • 基本診療料
  • 医学管理
  • 在宅医療(往診)
  • 検査
  • 画像診断
  • 投薬
  • 注射
  • リハビリテーション
  • 処置
  • 手術
  • 麻酔
  • 病理診断

出題範囲は上記の通りで医療費の計算2題(外来1題、入院1題)が出題されます。
計算問題なので、たくさん練習問題をして実力を身に付けましょう。
ただ、試験にはテキストや資料の持ち込みを認められているので調べながら試験を解くことができます。

難易度

医療事務検定の合格率は90%越えと、易しい試験だと言えます。
得点率70%で合格することができ、また試験にテキストや資料を持ち込みできることから得点しやすい試験です。
合格するために必要な勉強時間は150時間~200時間と、1日2時間勉強すると約3か月で終了することができます。
勉強期間も短く、試験の難易度も低いので、医療事務資格の中でも取得しやすい資格です。

勉強方法

勉強方法は独学と通信講座の受講の2つの方法があります。
独学は、市販でテキストの購入する必要がありますが、医療事務検定専用のテキストや問題集は出版されていません。
そのため、どのテキストが最適か見極めて購入する必要があるので試験範囲の確認は必須です。
また、過去問題集も出版されていないので、実力を測る機会も少ないですが、難易度の高い試験ではないので、心配する必要はないでしょう。
通信講座は、独学と比較すると費用は高いですが、テキストを選ぶ必要もなく、医療事務検定の合格に必要な範囲を確実に勉強することができます。
また、分からないことは質問できるなどの学習サポートを受けることもできるので、独学で勉強をするよりも効率的に進めることができます。

取得のメリット

医療事務検定を取得するメリットは、就職や転職する際に有利になるところです。
医療事務は資格を所有していなくても働くことはできますが、所有していなくても働けるからこそ、
資格を持っていると就職に有利になります。
職場によっては、入社後に取得するように言われることもあると思いますが、就職前から資格を持っていると、仕事に対する意欲的な姿勢や医療事務についての知識や技術があると評価され、優遇されます。
これから医療事務の仕事に就きたいと考えている方は、取得を考えると良いでしょう。

まとめ

ここまで医療事務検定について詳しく解説してきました。
医療事務検定試験は毎月開催されており、難易度も低いことから、これから医療事務を目指す学生や初めて医療事務の勉強をする方におすすめの取得しやすい資格です。
取得すれば、就職する際にも好印象で有利になるので、医療事務職を考えている方は是非取得を目指しましょう。

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