この記事では、医事管理士の試験内容や難易度、取得のメリットまで、資格についてすべて解説しています。
医事管理士とは?
医事管理士は、診療報酬請求実務を中心とした事務処理を行い管理しています。
医療事務の知識はもちろんのこと、マネージメント能力が求められる資格です。
事務処理の専門的知識を身に付けるので、将来、事務管理部門や医事課長へキャリアアップすることができる資格です。
医療事務の事務処理の専門性を高めて、キャリアアップを狙いたい方におすすめの資格です。また、年に2回(10月と12月)に試験が行われており、受験者も1,000人を超えと注目度の高い資格です。
医事管理士になるためには?
受験資格
日本医事管理教育協会の指定校で単位を取得する必要があります。
受験資格は上記の通り指定校に通学し単位を取得する必要があるので、医事管理士を目指す方は、指定の短大、大学で学ぶことをおすすめします。
試験内容
- 医療管理・事務総論 (医療法・医療保険制度・他関連法規を含む)
- 医療事務演習(診療報酬請求事務の算定理論と実技)
- 医学一般(医療事務に関する知識)
- 薬理概論(医療事務に関する知識)
- 情報処理
出題範囲は上記の通りで医学や薬学の知識をはじめとして、
事務処理についても問われるなど医療事務職全般の知識を網羅した試験内容です。
試験の難易度
医事管理士試験の合格率は、約85%以上と約9割の方が合格することができ、難易度は低めの試験です。
指定校で単位を取得することで受験資格を得ることができるので、受験資格を得た方のほとんどが合格することができます。
指定校で学習している方は、是非取得に挑戦してみてください。
勉強方法
医事管理士は市販のテキストや問題集は販売されていません。
また、医事管理士を取得するための通信講座も開講されていないので、どのようにして試験対策をすれば良いかお困りの方もいらっしゃると思います。
ただ、市販のテキストや通信講座も開講されていないということは、指定の短大、大学のテキストで十分に合格することができるということです。
独学メインで受験する資格ですが、学校の勉強をしっかりとしていれば、復習をするだけで合格をすることができます。
あまり学校の勉強に力を入れていなかった方も、他の教材を購入せずに、学校のテキストを何度も反復学習することで合格に近づきます。
取得のメリット
医事管理士の資格を取得するメリットは、就職に有利な点とキャリアアップにつながる点です。
医事管理士の資格を取得すると、医療事務の全般の知識から、薬学や医学などの医学的知識や事務処理の知識まで身に付けることができます。
事務処理は、医療事務関連のみでなく他の業界でも役立つので、資格を所有していると、評価を得られるポイントです。
また、医事管理士の資格を取得すると、医療機関の事務長や医事課長へキャリアアップを狙うことができます。
就職活動を有利にしたい方や、医療事務関連の仕事でキャリアアップを狙いたい方に取得がおすすめです。
まとめ
ここまで医事管理士について、資格の概要や試験内容、取得のメリットなど解説してきました。
受験資格があり、指定校で単位を取得しなければならない試験ですが、合格率は高く、しっかりと勉強すれば合格することができる試験です。
就職にも有利になり、医療機関でのキャリアアップにもつながる資格なので、指定学校に通っている方や、医療事務職としてキャリアアップをしたい方は是非取得に挑戦してください。