司法書士になるためにはどうすればいい?試験の難易度や、年収、仕事内容までご紹介!

弁護士はドラマや映画を通してある程度どのような仕事をしているのかなどは理解していると思いますが、同じ法律専門の国家資格である司法書士については、あまり具体的に知られていないみたいです。

そこで今回は、司法書士の仕事内容や試験の難易度など、司法書士について具体的に解答していきたいと思います

司法書士の仕事内容について

結論、司法書士は法律の専門家として依頼者の代わりに、法務局や裁判所などに提出する書類を作成します
他にも法律に関する依頼者の相談を受けることや裁判の事務業務を行うこともあります。
ここでは具体的に独占業務と独占業務以外に分けてまとめてみます

独占業務
  • 不動産や商業・法人の登記業務
  • 供託業務
  • 法務局や裁判所などに提出する書類の作成
独占業務以外
  • 相続・成年後見業務
  • 企業法務

上記で上げた以外にも司法書士は様々な業務を行います。

司法書士になるには?合格率や試験内容は?

合格率について

司法書士試験の合格率は4%前後であり、合格は狭き門であることがわかると思います

合格率の低さの要因として、

  • 受験資格がないため記念受験をする人も少なくない。
  • 絶対評価ではなく相対評価である。
  • 3回ある筆記試験にはそれぞれ基準点があり、足切りが行われる

などをあげることができます。

試験科目について

次に試験科目について触れたいと思います。
司法書士試験は午前の部(択一式)、午後の部(択一式)、午後の部(記述式)の3回行われます。

科目としては、

午前の部(択一式):憲法・民法・刑法・商法

午後の部(択一式):民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法・不動産登記法

          商業登記法

午後の部(記述式):不動産登記法・商業登記法

となっています。

司法書士の需要や将来性について

結論、司法書士に需要や将来性はあります
もちろん今やIT技術の発達や人口減少によって、登記業務や書類作成などの事務作業が少なくなっていることは事実です。
しかし、高齢化社会が進んでいることから、家族信託業務や相続・成年後見業務の需要はむしろ高まっており、これらの業務を行なうことができるのが、まさに司法書士なのです

また、AIに司法書士の仕事が奪われるのではないかと心配される方も少なくないと思います。
しかし、AIが事務的な作業を代替するようになったとしても、コンサルティングとしての司法書士の価値が落ちることは考えにくいです
よって、多少の工夫や努力は必要ですが、司法書士にはまだまだ活躍の場はたくさんあるということができるでしょう。

司法書士取得後のキャリアプランは?

司法書士のキャリアプランは大きく分けて3つです。

司法書士事務所への就職

司法書士に合格した後のもっともオーソドックスなキャリアは、司法書士事務所に就職し、経験を積むことです
独立を目指す方も、何年かの実務経験を司法書士事務所で積むケースが一般的です。

一般企業の法務部などへの就職

法律に関する専門知識を有した人材を求めている企業もあるため、一定数、金融機関や不動産業界などの一般企業に就職する方もいます
また、一般企業の法務部に就職し、より法律知識を活かした、働き方を選択する方もいます

独立

ある程度経験を積んだ後は独立する方も少なくありません
リスクを伴いますが、企業に勤めているよりも自由な働き方を求める方や、サラリーマンでは得られないような高い収入を目的とする方など、独立を選択する方の目的は様々です。

司法書士の通信講座の選び方

司法書士試験は合格率4%前後の極めて難しい試験であり、法律に関しての広く深い知識の習得が必要不可欠です。
この難易度の高い司法書士試験を効率よく突破するためには、通信講座を受講することをおすすめします

しかし、数ある司法書士通信講座の中から、自分に合った講座を見つけだすのはとても難しいです。
そこで、この記事では自分に合った通信講座を選ぶ際の抑えておきたいポイントを3つ紹介します!

教材

司法書士通信講座を選ぶ際のポイントとして一つは教材をあげることができます
司法書士試験においては、法律に関しての広く深い知識の習得が必要です。
知識の習得を効率的に行うためにも、テキストや問題集、講義が自分に合っているかどうかはとても重要なポイントです。

費用

司法書士通信講座を選ぶ際のポイントとして2つ目は費用をあげました
司法書士通信講座の相場は30万円前後ですが、講座によって価格は10万円ほどで受講できる講座から、50万円近くする講座とばらつきがあります。
それを考慮したうえで、選択する講座に支払う費用が妥当であるかどうかを判断するべきでしょう。

サポート体制

通信講座には各々のサポート体制が用意されています
WebテキストやWeb問題集がある講座や学習進捗管理機能のある講座、24時間質問体制が整っている講座など様々です。
モチベーションを保ちながら学習を進めていくためにも、学習サポートの内容は通信講座を選ぶ際の重要なポイントです。

以下の記事では、より詳しく通信講座について解説しています。
是非参考にしてください

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